物書き健児

物書きに大切なのは健康である。

創作中の自分の頭の中身

Twitterでも話題になっていた、一般的な物書き像と実際の所のお話し。

 

一般的には作品を書くとなると、話の最初から最後まで決めてきっちりとプロットが組まれると思われている。

 

私の場合は「この場面を書きたい!」という思い付きがあった時点でメモしておく感じだ。書きたいと思うシーンとは、私にとってボーナスと言うかご褒美みたいなもの。

 

そのボーナスに行きつくために、起承転結を考えていくようにしている。

 

創作中の自分の頭の中身

たいていパソコンに向かっているときは何も頭に浮かんでこない。自分にとってパソコンは「手書きの原稿やたたき台を元に文章を作り上げるツール」。

なのでアイディアは大体スマホにメモる。

基本的に思いつき

寝床で横になっているとき、ゴロゴロしているときにたいていアイディアが降ってくる。一時期はスマホでかなり入力していたけど、最近ストレートネック気味なのか首回すと頭のおくからショリショリ……という音が聞こえて怖いので自重。

 

眠りに入る前のぽわわーんとした時間にふわーっとアイディアが流れてくる。ここでつらいのが「いい心持ちなのに、わざわざ起きてメモを取らないといけないところ」だ。

 

たいていこの時間に頭の中を流れる楽しい妄想は、翌朝には消し飛んでしまう。だから浮かんだら何かしらにメモを取るくせを付けている。正直しんどい。

 

数行メモを作ったらスマホからGmailに送ってパソコンで作業する。一話につき大体4000から6000字くらいあればそれなりに説明できているだろうと考えている。

 

けっこう思い込みで書いてしまうため、わかりにくかったりするところが多い。そのためある程度ガーっと書いた後、数日寝かせてわかりづらそうなところを補ったり、ネタ切れした時ははやめに就寝してアイディアが降りるのを待つようにする。

思いついて形にしてから連想していく

起承転結は短編にも組み込む。話のきっかけと大体の終わり・到着地点を設定したらあちこち寄り道させつつ結論へと向かう。

 

これまで「うたかたに」「翡翠」「いきて戻らぬ者」など中編を書いたが、あれらは全て短編読み切りを一話書いて、なにか付け加えられそうだと思ったら続きを書くスタイルでやっている。

 

アイディアがわかないときは別のシリーズに手を出して話を書いていく。そのため3,4本同時進行で中編を書くような形式になっていた。現実逃避しているようにも見えるが、別のお話を書いて得たひらめきやアイディアを持ち帰って別の話に活かせるので自分にとっては有効な手段。

 

ちなみに今書いている野伏の話は第二部後半にさしかかったが、この話を通じて「いきて戻らぬ者」の続編を書く計画がある。そのためにはちょっと資料集めが必要なので時間がかかりそう。

最初から最後までプロット組める人の脳はすごい