物書き健児

物書きに大切なのは健康である。

価値提供気にしすぎて文章書けなくなったときの話

価値提供をせよ!って騒ぐ人は害悪だなぁという話

某SNSで情報商材アカウントが多すぎてうさんくさいよね、って話がでていたのでちょっと私の体験談を。

実はブログを始めた当初、TwitterのDM欄になにかとアドバイスをくれる親切なアカウントがあった。今でこそわかるが、彼らは情報商材とかを売りつけるビジネス目的のやからだった。

 

で、そうしたやからが本当にすごい人達だったのかというと「害しかなかったな」というのが正直な感想。

 

実は昔、そうしたブログのアドバイザーというかコンサルを受けたことがある。ことあるごとに「価値提供せよ!」と言われ、記事を書いて添削に出すたびに「この記事って価値がないですよねW」と返されていた。

 

何かのレビュー記事についても「この本を読んでこういう学びがあった、って書かなきゃ!」と力説される。ただ、ゲームの思い出みたいな話というのは「学びがあった!」なんて思わんし、「こういう点で役に立った!」というのはないんだよね。だってYouTubeの実況見るのはノウハウを知りたい、というのもあるけど実況者の語りが好きとか人柄がよいというのもあるはずなのだ。

 

モンハンでイビルジョーに会ったときの恐怖を書くなら、「のんびり採集や釣りをしていたら、急にBGMがおどろおどろしいのに変わってかみつかれてわからないうちに即ゲームオーバー」とか。

 

「メインモンスター討伐してたら、画面の向こうから巨大な黒緑の塊が登場。モンスターを追い払うペイントボールを探してたらまごついているうちにかみつかれてベースキャンプ送りORZ」くらいなことしか書けない。というか、モンハンやっている者同士で笑えるポイントと言うのは「いかにしてモンスターにほふられながら上達してきたか」という経験にある。そうした苦労を乗り越えてこれだけのことができるようになった!というのがゲームの醍醐味だと思っていた。

 

そういうことを頭を絞って書いていても、帰ってくるのは「この記事に何の価値があるんですかWWW]という嘲笑。結果として一時期文章が書けなくなった。

コンサルを受けたら文章書くのが怖くなった

実は今でも後遺症があるっちゃある。いまだに文章を書いていて、「これ、価値ないかも」という恐怖感が襲ってくる。

 

しかもそういう恐れがあると、文章を書く手が止まったりするのだ。おかげでブログの方は過去更新がすっかり止まってしまい、記事が書けないという状態になった。今思えばこうしたディスりはコンサルの戦略だったと思う。そのコンサルは受講生の心をへし折ることで、問合せ対応という労働を減らせるのだ。

まあ、一人で全部さばいてたら時間足りないからね。

 

なので、Twitterで「ブログのアドバイスします」といったアカウントや「〇万稼いでいます」というアカウントには近づかない方がよい。彼らはたいてい、「ブラック企業で苦しんでいました」といって同情を誘ってくる。いい人のような雰囲気を出してくる。

 

しかし、彼らはブラック企業の作法で育ってきたからこそ、罵詈雑言や否定的な発言をしてこちらの自己肯定感を削ってきたりする。

そのうえ、こうしたコンサルは文章できちんと説明ができないので「こいつは何を言ってるんだ?」ということも多かった。

文章を書くことでリハビリした

文章が書けなくなったとき、コンテンツをむさぼる側にいたことがある。ひたすら虫が戦う動画や、ありが巣をつくっていく動画などだ。

 

とりあえず救いだったのは「初めからうまい文章は書けないんだから、書くことを習慣にしましょう」といっていたB氏の言葉だった。

あとはとりあえず「数うちゃ当たる」でいろいろ書いた。仕事の記事も、趣味の作品も。書いて書いて書きまくった。

創作SNSに投稿してみてもらったり、面白いと言ってもらえる中で自分の文章への評価が変わっていった。

 

一気に3000字書いたりするので、とにかく余った時間で一記事投稿なんてのもできるようになった。自分の文章には価値がある、そうしたものを生み出せるんだ、と思えるようになった。

 

そこに至るまでとにかく書きまくった。自称コンサルからの暴言、ディスリ、せせら笑いを忘れるように書いたことで力はついたと思う。そうして「人の心をへし折るような奴に耳を貸してる時間がもったいない」という結論に至った。

 

まとめ。

 

とりあえずTwitterの情報商材・稼ぐ系のアカウントには近寄らない方がいい。

自己肯定感を叩き潰すのが指導と思っているコンサルもどきが大量にいるので、特に字書きは近寄ってはいけない。

 

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皆のトラウマ、イビルジョー。

「相手が知らないことを誤解の内容説明」しようとするためには最良のテキスト。

 

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